依存症は孤独の病?依存症と孤独の関係性

依存症

こんにちわ、ぱらきぃとです。

「依存症は孤独の病」
こう依存症の自助グループではよく言われています。

依存症と孤独にはどのような関係性があるのでしょうか?
3つの要点に絞って解説していきます。

1. 孤独になると依存症になりやすい

誰でも囚われや心の傷は多かれ少なかれ抱えていると思います。
ですがそれが依存症になるかどうかの大きな違いは、
「人に打ち明けられるか、打ち明ける人がいるか」という点です。

一人で心の傷と戦っていても勝ち目はありません。
時を追うごとに傷口は深くなり、罪悪感と悲しみに人生が支配されることとなるでしょう。

ですが、誰か、その心の傷や囚われを分かち合う人がいたらどうでしょうか?
人と関わることで、心の傷や囚われに対して多角的な視点から考察を深めることができ、またその人との関わりの中で癒されていくこともあるでしょう。

このように孤独は囚われや心の傷を悪化させ、アディクションへと向かわせる大きな要因となります。

2. 依存症は人に囲まれていも孤独を感じる

これは依存症の人の特筆するべき特徴でもあります。

仕事や友人関係で多くの人と付き合っていても、結婚して子どもが生まれたとしても孤独を感じ続けているのです。
これはなぜでしょうか?

たくさんの人と付き合いがあっても、表面的なつながりであっては意味がありません。
依存症の人が必要なのは、自身の悩みや心の傷を分かち合い、深いレベルでつながりあう関係なのです。
人には言えていない問題や心の傷を隠し持っていると、なぜか自分が理解されていない、受け入れてもらえていないといった漠然とした孤独感を感じることがあります。
自身の抱えてる問題悩みを正直にありのまま人にさらけ出すこと。これが孤独感からの回復の第一歩となります。

私自身も学生時代は自分と周りの人の間に薄いベールが張っているような、自分が人とは違う何かのような感覚を持っていました。
それは今考えると、自身の心のトラウマを打ち明けれる人もいなく当たり障りのない人間関係ばかりだったことが原因でした。
「誰も本当の自分を理解してくれやしない」
心の奥底ではこのように思っていました。

今は自分自身の問題や過去どのように生きてきたか、良いこと悪いこと全てさらけ出せる仲間や家族がいるので、過去ほどの孤独感は感じないようになってきました。

3. 依存症は孤独を隠したがる

依存症の人は孤独を感じているにも関わらずそれを人に隠す傾向にあります。
受け入れてもらいたい過去や罪悪感、悲しみなどを抱えているのに、他人を信用できなかったり、弱い部分を見せるのが恥ずかしいといった思いから人から孤立することを選ぶ傾向にあるのです。

これは依存症の回復につながってからも再使用に至る過程の中でよく見られる兆候の一つです。
何か過ちを犯してしまった場合、それを素直に人に言うことができずに抱え込みます。
そうなると罪悪感から、「こんな自分なんて誰も受け入れてくれやしない」「誰も自分を理解してくれない」といった否定的な考え方に支配され、自ら孤独を選ぶようになります。
孤独になると、さみしさや不安からアディクションの再使用に至ってしまうケースがよくあります。

まとめ

孤独は依存症と切っても切り離せない関係性にあります。

その孤独から解放されるためには、同じ依存症の仲間同士で助け励ましあい、ハイヤーパワーに人生をゆだねていくしかありません。
何度も言うように心の傷、囚われ、そして依存症は一人では回復できないのです。
仲間と神の愛の中にとどまることによって、本当の落ち着きと平安を感じるのです。

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