こんな人は依存症になりやすい!? 依存症になりやすい人の特徴5選

依存症で苦しむ人 依存症

皆さん依存症になる人というのはどういうイメージがありますか?
ギャンブル、薬物、アルコールなどの依存症はニュースなどで最近も耳にするワードだと思います。

依存症になる人は責任感がない!
ルールやモラルを守らない自己中心な人
精神疾患を抱えていたり、低所得で低学歴な人

というように思う方も多くいるかもしれません。

確かに上にあげたような人も依存症の人には多くいますが、実際にはこれとは真逆のような人が依存症になるケースもあります。

責任感が強く、真面目でルールを守り、社会的な地位も持っている。
なのに依存症になってしまう。
なぜでしょうか?

私にも確実なことは言えませんが、私が回復の中で出会ってきた依存症の人の傾向から、依存症になりやすい人の共通点がある程度見えてきました。
今日はそんな依存症になりやすい人を私の独断と偏見にて解説していきます。

1. 幼少期〜青年期のトラウマを抱えている

まずこれがほとんどの依存症の土台とも言えるでしょう。
アダルトチルドレンや毒親という言葉が最近もよく聞かれるようになりました。
アダルトチルドレンというのは、アルコール依存症の両親に育てられたなど機能不全家族の影響を抱えたまま大人になった人のことです。
子どものころ、親に愛情を注がれずに育ち、子どものころの「愛されたい」というニーズを満たせないまま大人になると、空虚感や自己否定感などの生きづらさを持つことになります。

その空虚感などの生きづらさをアルコールや薬物、ギャンブルなどの快楽で紛らわせようとしますが、それは失敗に終わることがほとんどです。

2. 発達障害を抱えている

ごめんなさい、これはある種の偏見に近いかもしれません。
私自身、発達障害のグレーゾーンですし、私の知人や友人にも発達障害の方は多いです。
依存症施設には常時30人以上の依存症者が入寮していて、そこに私も暮らしていましたが、
発達障害の割合は極めて高かったです。

ADHDやADDは長期的な報酬よりも短期的な報酬(アルコールやお酒、ギャンブル)などを好む傾向にあり、
また発達障害を抱えていることにより、1章で挙げたように幼少期〜青年期のイジメなどのトラウマを抱えていることなどがあるのかもしれません。

3. 真面目で責任感がある

これはアルコール依存症、処方薬依存症、ポルノや盗撮などの性依存症の人に多いです。

真面目で責任感があるのに、なぜ依存症に?
そう思われるかもしれませんが、

真面目で責任感があるからこそストレスをためやすく、息抜きができないものです。

また、真面目に仕事をし、誰よりも成果を出したい。
このような欲求の裏にはアダルトチルドレンの1タイプである「ヒーロー」がある場合があります。
両親に認められるには、勉強で一番になり注目されるしかなかった。
このような思考の癖を大人になっても抱えていることがあります。

4. 繊細な性格である

これは私なのですが、HSP(Highly Sensitive Person)という言葉を最近よく聞くようになりましたが、
繊細な性格ということはやはりストレスをためやすく、依存症の人に多い特徴です。

5. 青年期、ヤンチャをしていた

これは薬物依存症に圧倒的です。
ヤンチャをするというのは、アダルトチルドレンの1タイプの「スケープゴート」が顕在化したものが多いです。
やはりこれもアダルトチルドレンが関連してそうです。
本当にアダルトチルドレンは依存症の根幹的な問題でもありそうです。

また、このとき薬物を進められたりすると、それが薬物依存のきっかけになることが多いです。
ヤンチャをしていても、薬物依存さえなければ、大人になり家庭を持てばシッカリと真面目に更生することが可能なのですが、
薬物依存に発展してしまうと、自分の意志では止められないため、大人になっても薬物を使用し問題を起こしてしまうことがあります。

おわりに

いかがでしょうか?
もちろん、上記に該当していても依存症ではない人も多くいます。

人それぞれ、依存症になってきた過程はことなり、一概には言えませんが、依存症というものがどういった人に起こりやすいのかわかりましたでしょうか。
この記事があなたの依存症の理解の助けになれば幸いです。


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